ヒプノセラピー体験談:インナーチャイルド

私が以前受けたヒプノの体験談も載せちゃいます。(笑)

なんかすごく恥ずかしいのですが、あまりにも衝撃的なものだったので、自分の今後のためにも載せちゃおうと…..

良かったら読んでみてください。

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「インナーチャイルドセッション」

私はセラピーの仕事もしているので、自分のメンタル的な問題は、自分なりに解決してきたと思っていました。

ですが、自分ではそう思っていても、癒されていない部分を「大丈夫だ」と無理矢理自分に思い込ませていたのかもしれません。

子供の頃、母親との関係がうまくいかず、良く思ってもらいたいがために「優等生」でいることを自分に強いていたところがありました。

セッションが始まり、野原から地下の自分だけの部屋に降りていくところから、すでに変な感じでした。
地下への階段は薄暗く、ひやりとした冷気を帯びた寂しい感じでした。
この時点で嫌な予感がしていました。(苦笑

部屋のドアを開いて、中に入ると、中は真っ暗….

え? どうして? 
目をこらして中を見ると、暗がりの中はまるで物置部屋のような感じです。
タンスや鏡など、今は使わない道具や家具、人形など色々なものが置かれていて、家具にはホコリよけに白い布がかぶせられています。

窓は全て閉ざされ、分厚いカーテンがひかれています。

これが、私のインナーチャイルドの部屋?
この状況だけでもかなりのショックでした。

そして、「そこには誰かいますか?」という誘導の声で辺りを見回すと、
その物置の様な部屋に置かれた物の間で、何か動くものが!

ハッとしてそれを見て、大ショック!

そこに、私のインナーチャイルドがいたのです。

5歳ぐらいの女の子で、髪の毛が長く、白っぽいワンピースを着ているのですが、薄汚れています。

顔も手も同じように薄汚れ、頭には綿埃が分厚く、帽子のように被っていました。

女の子は子供なのに、とても分厚い英文の難しい本を読んでいました。

誰からも忘れ去られ、ケアもされず、汚れとホコリにまみれ、
真っ暗な物置の様な部屋で、明かりも付けずに長い間1人で過ごしていたのです。

分厚い難しい本を読んでいたのは、難しいものを読めば、それを理解するまでに時間がかかり、寂しいということを考えなくて良いから…..

これが、私のインナーチャイルド…..

私は人のケアをしても自分のケアを全然していなかったのです。

自分に対してなんと無関心でいたのかということに
涙も出ないぐらい悲しくなりました。

ごめんなさい、私。

「その子は何をして欲しいと言っていますか?」という声に
インナーチャイルドに望みを聞いてみました。

すると、インナーチャイルドからの答えは

「水を飲ませて、そして、顔と体をきれいにして欲しい。」

ただそれだけでした。

泣きそうになりました。

たったそれだけで良いの? もっとおいしい飲み物やきれいな服や
ご馳走やおもちゃだって、なんでも欲しいものやして欲しいことをしてあげるよ。

そう言っても、インナーチャイルドは、

「いいの。何もいらない。お水が飲めればいいの、そして、顔と体がきれいになったらそれで良いの。」

私の心が望んでいるもの。
あまりにもシンプルな事だったんです。

水が飲めて心の渇きをいやし、見栄や体裁という汚れを取り去れれば、
孤独や怨みなどの負のエネルギーから解放される。

そうすれば豊かに穏やかな気持ちになれる。

持っているものはシンプルなものでいい。

私はその部屋からインナーチャイルドを連れて出て、近くの川で体を洗い、水を飲ませてあげました。

そして、川のそばの野原でしばらく遊び、また部屋に戻りました。
部屋に戻ると、薄暗い、物置の様だった部屋は、まだ物は沢山置かれていましたが、窓のカーテンは開かれ、窓も開き新鮮な空気が入ってきて、明るい部屋になっていました。

この経験はとてもショックでしたが、セッションが終わったあと、しばらく考えさせられました。良い意味でです。

自分をもっと大切に、労ってあげないといけないなと思いました。
自分を労り、愛してあげること、すごく大切なことですよね。

ついつい自分のことは後回しになってしまうのですが、このセッションのおかげで、大事なことに気がつくことができました。