台湾旅行ーその4 旅行初日−2・九份&十分ツアー前編

お昼ご飯も食べ、お腹いっぱいになり宿に戻ると、お母さん(シェアハウスのオーナーさん)から、今日の予定を聞かれ、九份と十分に行く旨を伝えると、すごく詳しく行き方を説明してくれました。

が、もう、日本からガイド付きの車を予約しているから大丈夫ですと話すと

「え? タクシー? 車? 心配だから、運転手と会う。」と。
およよ! 大丈夫大丈夫と言っても「時々良くない人もいるから」と。

お母さん、本当にお母さんみたいに心配してくれてます。

ガイドさんは、14時に江子翠駅まで迎えに来てくれることになっていたので、お母さんも一緒にシェアハウスを出ました。

あ、それから、シェアハウスの前にマッサージ屋さんがあるんですよ。
マッサージも受けたいよねーと話していたので、お母さんがちょこっと寄って、お店の人紹介してくれ、

「九份は7時には出て帰って来なさい。戻るまで1時間かかるから、お店10時までだから戻ったらマッサージできるから。」と。

帰り時間指定。w
高校生の門限みたいだなと苦笑。
しかも、お母さん、お店の人に安くして!と値段交渉まで。

台湾の言葉って、やや早口でイントネーションの上下が激しいから、皆さん普通に話しているんだろうけど、なんか詰め寄られ感大。w

ピッタ全開って感じ。
あ、ピッタというのはアーユルヴェーダの専門用語で、火のエネルギーのこと。
アーユルヴェーダの簡単な説明はここ読んでくださいね。→アーユルヴェーダの基本

と、なんか勢いに押され、なんとなく じゃあ、戻ったら来ますーと言うことに。
あ、でも、お母さんは勧めてはくれましたけど、別に彼女にマージンが入るとかそう言うのではなく、本当に親切心からしていくれるだけです。

で、待ち合わせ場所に到着。

今回ツアーの予約は、サトちゃんが日本で全部済ませてくれています。

「先生、セダンって普通の車の事ですよね。」
「うん、そうだと思うけど…」

と、それらしき黒い乗用車。
声をかけたら Bingo!
では、乗り込もうとしたところ、お母さんが、ガイドさんと台湾語で話し始めました。

呆然と見守るチエちゃんとサトちゃん。w

多分、マッサージに連れて行くから8時までにここに戻るようにと言ってるんだと思います。w

取りあえず、サッサと車に乗ってしまおうと二人を車に押し込み、ワタクシも乗車。

ここで、交渉力抜群のチエちゃんが、ニッコリスマイルで
「じゃあ、お母さん、行ってきまーす! 早く帰るね〜〜」と。

お母さんの愛を感じつつ、車はまずは、十分へ!

今回の九份&十分ツアーは、最初に十分に行き、ランタン上げをし、その後、台湾ナイアガラの滝と呼ばれる十分瀑布を観て、九份に行って戻ってくる(シェアハウスの近くまで送ってくれます)というツアー。

運転手兼ガイドは、顔(ガン)さん。日本語ペラペラの男性で、少し日本にも住んでいたことがあると言ってました。

ツアーにはペットボトルの水も一人1本付いています。
猫の絵がなんか可愛い。

あ、それから、可愛いと言えば、台湾の人は可愛い系のデザインとかキャラクターが好きみたいです。
色んな所にご当地キャラ的なマスコットがいっぱいだったし、町の広告とか目に付くところのフォントの形が、角がアールの物が多い。色使いも優しい感じで、キティ出現率もめちゃ高かったです。

キティちゃん、ワールドワイドに仕事選んでないなぁ… っていうぐらいキティちゃん働いてましたよ。
見習わないとなぁ。w

で、車は高速に乗って十分に向かって行ったんですが…

窓にポツッと当たるものが…

へ? もしかして… 雨?

そうです。
ワタクシ達が台湾に行っているとき、台風22号が台湾に向かって進んできていたんですよ。

なんかね。
サトちゃんプチ雨女で、夏に彼女と旅に出ると何故かいつも台風が来る。w

3年位前に奄美大島に行ったときも、滞在中雨で、その翌年にサトちゃんとちえちゃんが奄美大島に行った時は台風とがっつりぶち当たり、帰りの飛行機飛ばなかったという…(^_^;)

「でも、センセー あたしは晴れ女なんですよー」とチエちゃん。

うむ。ワタクシも晴れ女なんだけどね。w

ですが、高速を走る車のフロントガラスには正に豪雨という感じの雨が当たってます。

は、ははは… 乾いた笑いのワタクシ達。

嵐を呼ぶ女サトちゃん。

でも、そんな豪雨ですが、朝早かったので、気がつけば三人とも爆睡。
いやぁ、もう、乗り物に乗ったら、みんなすぐ寝る。なんとも図太いメンバーです。(おい!

まぁ、それにゲリラ豪雨的な降り方ですが、晴れ女が二人もいるから、着いたら晴れるだろうとも思っていました。

で、目が醒めたら十分に着いてました。

んが、小降りにはなっていましたが、まだ雨は降っています。
まぁ、雨予想はしていたので、三人とも折りたたみ傘持参。ふふふ。用意周到。

で、駐車場からランタン飛ばせるところに移動です。
ここも良い雰囲気の建物がありました。

雨の台湾も雰囲気あって素敵ですね。

で、少し行くとひなびた感じから景色は一掃され、途端にthe観光地的な様相に。

線路を挟んでお店が建ち並び、人、人、人!

うっわー 平日なのにこの人だかり。

ガイドの顔さんに連れられ、人混みを抜け、一軒のお店の前で立ち止まります。
そこはランタンとお土産を扱うお店で、ランタンは何色にするか聞かれました。
単色か、4色かを選べ、4色を選ぶと更に目的別の色を選べます。(1色は白)
今回は、ピンク、青、黄色、白の4色にしました。

ランタンは結構大きくて、洋服を掛けるハンガーラックみたいなものにクリップ止めされ、1面ずつ墨で願い事を書いていきます。

 

まずはピンクを選んだサトちゃんがお願い事を書き書き。続いて青を選んだチエちゃんが書き書き。
ワタクシは黄色、白は三人で書き書き。

すると、描き上がった頃にあんなに降っていた雨が止み、空が明るくなってきました。
おぉぉ! 晴れ女パワー発揮か!

そして、お願い事が書きあがったランタンは、線路の上から空に上げます。

これがワタクシ達のお願い事!
ちょっと恥ずかしいけど、大公開。w

空にあげるよ〜〜

ランタンは無事空高く上がっていってくれました。
と、同時にまた雨が降り始めて来て、あわあわあわ。(汗)

さりげなく傘を差し出してくれているは、ガイドの顔さん。
顔さん、本当にホスピタリティの高いガイドさんでした。

さて、ランタンも上げられたので、十分瀑布を観に移動。

と、途中、1時間に1本しか走らない平渓線の電車も見ることができました。
ローカル線だからなのか、線路と歩道との間にあまり距離が無いので、すごく近くで見ることができます。
でも、危ないので、あんまり近づきすぎないように注意です。

さてさて、十分瀑布を観に行かねばです。
ガイドの顔さんは、駐車場で待っているので、滝見物が終わったらLINEで連絡を取るということになりました。
なんか、もうSNSってすごいね。WiFiさえあればどこででも連絡できちゃう。(アナログ世代なもんで)

で、十分瀑布へは、少し道を下り、川の方に降りていきます。
お天気はと言うと。雨は霧雨になったり止んだりを繰り返していました。

まぁ、この時まではね、軽く考えてたんですよ。
普通に歩いて行ったら、ドーンと滝があって、ワーイって観たらすぐ戻ってこれるって。
なんか、顔さんが、1時間ぐらいね、って行っていた言葉が気にはなってはいましたが…

でね。これがまぁ、そう簡単にいくわけ無かったわけですよ。えぇ。
今回、ネイチャー系の計画を立ててくれたのは、サトちゃん。
カパピッタのサトちゃんは、めっちゃ優秀なナビゲーターなんですが、優秀すぎるが故に

妥協しない。

せっかく行くんだから、そこは、最後まで行くでしょ。という…
福々した優しそうな笑顔でしれっとハードなことを…

え? まさかそんな体育会系な…

え? ワタクシ、もう50過ぎのおばさんだし。

雨もね、降ったりやんだり霧雨だったりスコールっぽくなったりね。
足下とかもね、悪いわけで…

あ、あの、その、そ、そんなー!

という事が待っているなんて、この時点では、ちえちゃんもワタクシも予想していなかったんですよ。えぇ。

と、まぁ、振るだけ振っておいてなんですが、長くなったので続きはまた後ほどね。

to be continued …

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【旅メモ】

九份&十分ツアーを申し込んだツアー会社(日本語で予約可能)
タビナカ
https://tabinaka.co.jp